FX初心者が知っておくべきリスク スワップがいつまでもプラスとは限らない?その2

スワップ狙いで高金利通貨の買いポジションを持ち続ける人は非常に多く、豪ドル円やNZドル円の大幅な買い越しを見ても投資家の行動は明らかです。しかし、この状態は極めて不安定な状態でもあります。なぜなら、あまりにも積み上がった買いポジションがひとたび売られ始めると底が抜けたような豪ドル安円高になるからです。

スワップ狙いでポジションを持ち続けている人であれば一度は体験したことがあると思いますが、突然やってくる急激な円高はこのアンバランスな買い越しが原因だと言われています。

次に、話をスワップそのものに移しましょう。すでに10年近くFXをやっている人であれば体感されていると思いますが、豪ドルやNZドルといったオセアニア通貨は高金利と言われながらもずいぶん金利が下がりました。

この理由はさまざまですが、中国からの資源特需によって史上空前の好景気が続いてきたオセアニア諸国にとって、それがいつまでも続くとは考えられません。景気のリセッション(後退)や金利の低下は当然の流れです。

史上空前の好景気を謳歌してきたオセアニア諸国ですが、ここにきて景気も後退局面に入っています。かつては1日のスワップが1万通貨あたり100円を超えていた豪ドル円も、今では20円台に程度になっており、スワップ受け取りはかろうじてキープしているものの、全盛期と比べると5分の1です。

もしこのままオセアニア諸国の景気後退が続いて金利が低下し、いつか日本円と逆転することになったら・・・?

それはもちろん、買いポジションを持っていてもスワップ支払いになります。そうすると何が起きるか、もうお分かりですね。異常なまでに積み上がった豪ドル円とNZドル円の買いポジションが一気に売られ、これらの通貨はこれまで経験したことがないような大暴落を演じることになるでしょう。もともと流動性がそれほどない通貨だけに、そのインパクトは絶大です。

そうなった時に、豪ドル円やNZドル円の買いポジションを長期的に持ち続けていることがあだとなり、大損を食らってしまうかも知れません。

スワップはあくまでも金利調整のためのものであり、外貨預金のように利息を受け取っているわけではないことをしっかり押さえておいてください。



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