FX初心者が知っておくべきリスク 相対取引の真実

FX投資家が何気なく日常的に行っている注文や約定ですが、これっていったいどんな仕組みで運用されているかご存知でしょうか?

外為市場にはインターバンク市場という仕組みがあります。これは名前の通り、銀行同士がつながっているネットワークで、世界各国の銀行が外貨取引をしています。最も多くの取引量があるので、世界の通貨レートはここでの実勢相場が反映されています。

それでは、FXはどうなのでしょうか?基本的にはインターバンク市場とリンクしているのですが、基本的にFXは相対取引です。相対取引というのは1対1で売りと買いを成立させることで、FX取引会社の中でそれが成立することで注文が約定する仕組みになっています。

つまり、提示されている為替レートはインターバンク市場のものではないということです。これについては仕組みが複雑なので、次回も続きを解説します。

FX取引会社がリアルタイムに提示している為替レートというのは、インターバンク市場から流れてくるレートをもとにしたものです。しかし、FX取引会社は銀行ではないので自社でインターバンク市場に参加しているわけではありません。そこで、インターバンク市場に参加している銀行などの金融機関と提携をすることにより、そこからリアルタイムでレート情報を受け取ります。こうした提携先のことを、カバー先といいます。

カバー先から入ってきたレート情報に、自社の利益を乗せて提示しているのが、FX取引会社によるリアルタイムレートです。インターバンク市場のレートはテレビニュースなどでも報道されていますが、このレートとFX取引会社のレートに若干の違いがあるのは、このためです。

それでは、話を相対取引に戻しましょう。投資家が出した注文が約定するというのは、FX取引会社がリアルタイムに提示しているレートにヒットした場合です。ヒットしたといっても別の投資家との注文をマッチングしたわけではなく、FX取引会社が取引相手となって注文を約定させています。


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