FX初心者が知っておくべきリスク ストップ狩り

FXの世界では常に囁かれている噂としてストップ狩りがあります。当メルマガでも以前に取り上げたことがありますが、個人投資家としては十分に警戒すべきリスクだと思います。

ストップ狩りには、大きく分けて2つの種類があります。1つは、機関投資家や投機筋による大規模なトレードによってストップを引っかけようとする動きです。ドル円が100円の攻防をしていると仮定して、たとえ話をしてみましょう。

ドル円の下落が続いてきたものの、100円の壁に当たってもみ合いになっているとします。この展開で買いエントリーをする人は間違いなく99円台後半にストップ注文を入れるはずです。ストップ狩りは、このストップ注文を狙ってきます。巨額の資金を投下して100円割れを起こし、99円台後半にあるストップの売り注文をヒットさせ、さらに下落を起こさせるというわけです。一通りストップ注文を引っかけたら手仕舞いにして、大量に仕掛けた売りポジションで莫大な利益を上げるというわけです。

巨額の資金を持っているからこそできることですが、コソコソ隠れてやっているわけではないので、投機筋にありがちな行動として認識されています。

これよりも問題なのは、FX取引会社によるストップ狩り疑惑です。

巨額の資金を動かす投機筋によるストップ狩りのリスクについて前回解説しましたが、今回はそれよりもさらに問題の多いFX取引会社によるストップ狩りです。いえ、正確にはストップ狩り疑惑といった方が良いでしょうか。

すでに当サイトでも解説したように、FX取引会社では相対取引(または店頭取引)といって、投資家とFX取引会社が1対1の主体となってFX売買を行っています。そのため投資家が損をするとFX取引会社が儲かる仕組みになっています。

そこで取引システムの中がブラックボックスであるのをいいことに、不正にレートを操作して投資家のストップを引っかけている・・・という疑いを持つ人が出てくるわけです。もしこれが本当で、発覚したとしたらFX取引会社は免許の取り消しどころか犯罪行為として摘発されるでしょう。それほどリスキーなことをわざわざやるとは到底思えませんが、資本的な背景がよく分からないFX取引会社や海外のよく分からない会社などの中には、最初からそれをするために投資家からお金を集めているかも知れません。

この不透明さは投資家にとっても安心してFXを楽しめない要因にもなります。

何かと疑惑や不透明さがつきまとうFX取引会社の不正レート操作やストップ狩りなど、こうした不安を抱えながらでは安心してトレードができないので、その見極めと対策です。

まずは、FX取引会社選び。海外の業者を差別するわけではありませんが、一部の大手を除いてあまり信頼度は高くないと筆者はみています。安心感という意味なら、国内の大手有力業者が最も安心です。マネースクウェアジャパンや外為どっとコム、マネーパートナーズといった「老舗」はもちろんのこと、新規参入組や既存のFX取引会社を買収した業者などについても一定の安心案があると言って良いと思います。

もうひとつ、不正なレート操作そのものができない仕組みがあります。それは取引所による売買システム「くりっく365」です。仮想ではありますがインターバンク市場のような共有取引所を設け、そこでレートが提示されているので個々のFX取引会社が不正をする余地がなく、透明性が高いのがメリットです。FX取引会社の多くはこの「くりっく365」での売買を可能にしていますが、これを導入しているかどうかという点でも優良業者を見極めやすいと思います。




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