FXコラム BREXITはその後どうなった?

BREXITとは、イギリスのEU離脱を示す現地の言葉です。国民投票でEU離脱を決定した際には、外為市場は荒れに荒れました。筆者が保有していたポジションも一部損切りを余儀なくされたので、一定の影響を受けた一人です。

あれだけ大騒ぎをしたBREXITですが、その後どうなったのかという報道はあまり見かけなくなりました。もちろん、FXに与える影響もほとんど見られません。あれはいったい何だったのか?その後どうなったのか?今後どうなる?という部分を少し考えてみましょう。

イギリスはすでにEU離脱を決めており、後はその時期や離脱の具体的な手続きについての段階に入っています。ここからはEUに残留するという運動をしたとしても効力はないので、EUとイギリスの双方が離脱ありきで話を進めています。英ポンド相場もそれほど動くことはなく、BREXITが最後の大相場ではないかと思えてきます。もし今後、世論が変わってEUに復帰するとなると大きく動くかというと、ネガティブサプライズではないのであまり影響はないかも知れません。

かつては世界最大の経済大国でしたが、今では世界経済における占有率も低く、為替相場に与える影響も小さくなってしまいました。EU離脱によって、その流れはさらに加速していくものと思われます。


コメントは下のボタンを押して別ウィンドウから投稿できます。