FX的に見た2015年 その3 中東情勢の不安定化


2015年の世界情勢を語る上で絶対に外せないのが、中東情勢です。シリアやイラクに勢力を持つIS(イスラム国)の蛮行や影響力が世界を震撼させ、パリで起きた同時多発テロとエジプトで起きた航空機爆破テロはフランスとロシアを本気で怒らせて全面戦争の様相を呈しています。そこにトルコによるロシア軍機撃墜など、敵味方が入り乱れて極めて不安定な情勢になりました。

これが外為、つまりFXに影響を与えるのは必至で、当事国の通貨だけでなく国際通貨(ドル、ユーロ、円など)に大なり小なり影響を与えるでしょう。有事のドル買いという格言があるように、中東情勢が不安定化すればドル高要因となりますが、そのアメリカもテロから狙われる当事国であり中東に軍を派遣するほどの関わり方をしているので、ドル以外の通貨に資金が移動する可能性があります。スイスフランや日本円などが逃避先としては有望なので、これらの通貨の急騰に注意が必要です。

2016年は欧米諸国の攻勢によってISは弱体化することが予想されています。そうなったら全てOKということにはならず、またその恨みが恨みを呼ぶような地政学リスクが発生するでしょう。その標的に日本が含まれない保証はどこにもないので、そうなった時には対円ペアにかなりの影響が予想されます。


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